効果的なチームの構造と安定性



チームのパフォーマンスとアウトカムは、①チームの構造、②チームの焦点、③チームの関心、④チームの協働、⑤チームのマネジメントによって規定されます。



上記の書籍で示されている通り、効果的なチームの構造には以下の特徴があります。
  1. 全てのメンバーが理解している共通の目標がある
  2. 目標を達成するためにメンバー間で責任を共有する
  3. メンバーの役割・専門性が明確である
  4. 全てのメンバーがリーダーとして認めたリーダーがいる
  5. 必要に応じて迅速な意思決定ができる
  6. 目標を達成するために必要で適切な権限がチームにある
  7. メンバーシップが安定している
面白いのは7です。

チームメンバーが状況に応じて入れ替わり立ち替わりする構造は、チームワークの効果を考えると好ましくないわけです。

例えば、1時間前に一緒になった人と共通の目標を達成するためにともに責任を担いながら迅速に動けるかというとおそらくそれは難しいです。

しかし、例外もあります。


例えば、救急対応しなければならないときは、その時その場にいあわせたスタッフとともにチームとして動くことになるでしょう。

そうした場合、臨床現場ではチームメンバーの流動性はあるし、それでも効果的なチームとして動くことは可能です。

けど、メンバーシップの安定性は可能な限り維持することが望ましい構造です。

チームが不安定な状態は、効果的なチームの構造である上記の1〜6を実現することが困難だからです。

よく考えてみればわかりますが、メンバーが入れ替わり立ち替わりする状態だと、メンバー全員が共通目標を理解しがたくなるし、責任も共有しにくいし、役割や専門性もあいまいになるし、などで構造が保てません。

一時期はそれで上手くいくことがあっても、最後は意見の食い違いで空中分解するはずです。

チームの安定性は一部例外があるものの、全体としては維持した方がよい構造だと言えるのです。

自身が所属する組織・チームが上記の7つの構造的条件をどの程度満たしているかをチェックしてみると面白いでしょう。