作業は行動と思考と感情のセットで理解する

作業療法では、doingbeingbecomingbelongingのつながりで、人間の作業を理解します。


このとき、doingは「すること」「行為」と訳されるので、人間の観察可能な行動のみ意味していると理解されがちですが、これは意味の理解が浅いです。


作業は、プラグマティズムを哲学的基盤にしているので、思考と感情と行為の結びつきが大前提です。

つまり作業をdoingと表すとき、そこには人間の行為の他に、思考や感情も含まれると理解する必要があります。

作業と作業療法の理解は、プラグマティズムに代表される哲学の理解を抜きには、ほぼ不可能です。

この領域の起源のひとつが、哲学に軸足をおく以上、それは当然の帰結です。

したがって、作業療法でdoingに着目するときは、その人が行っている行動に加えて、いま現に何を考えており、何を感じているのか、ということに注意を向ける必要があります。

人間の作業は、行動と感情と思考のユニットになっているという理解が必要です。